農薬・化学肥料を使わない田んぼで育てたササシグレ

■ ササシグレとは

サシグレはササニシキの親にあたり、最近話題になり始めました。
宮城県では奨励品種となり、作る人も増えてきましたが、新潟県ではほとんど栽培されてりません。
「ササシグレ」の美味しさはササニシキでも超えることができない
と、言われています。

倒伏しやすく登熟後の長雨などにより発芽しやすい品種です。
また、稲の病気で恐れられている稲熱病(イモチ病)には特に弱い品種と言われています。
しかし、倒伏しやすく、穂発芽特性があり、いもち病に弱い特性は、食味の上では非常に美味しい米となりうる要素を秘めております。
また、米粒は芯白が出やすい(酒造米としては大切な部分)ですが品種の特徴をご理解ください。

「ササシグレ」は、高アミロース米と言われています。
これは先祖にもち米系統を持たない性質で、モチモチして甘いコシヒカリやひとめぼれなど、近代の品種改良で生まれたお米にはない特徴です。

大きな特徴は、その食味に有ります。
キレがありさっぱりと食べることができます。
このさっぱり感が、冷めてなお、食欲をそそります。
一番の特徴は、食味が低下する夏場においてもその食味が変わらないことにあります。


ササシグレの系図

■ 令和5年産のお米について

2023年の8月はまとまった雨が全く降らず、35℃を超える高温が続きいたため、『シラタ』と呼ばれる芯が白くなるお米が増えてしまいました。
稲は昼間に生成した光合成産物(デンプン等)を蓄えていきますが、夜も気温が高く暑いと呼吸量が大きくなり、呼吸によって光合成産物(デンプン等)を消費してしまいます。
消費しすぎるとお米の一部または全体が不透明になり乳白色に見えます。
これをシラタと言います。シラタは、でんぷん質の代わりに空気が多く入ってしまうため、米質がもろくなる傾向にあります。その食感は柔らかくなり、粒感があまりないのが特徴です。
また、シラタがあまりにも多いと食味が悪くなると言われていますが、体に悪い成分を含んでいるということではないので食べても害にはなりません。べちゃっとした炊き上がりになる傾向にありますがササニシキやササシグレといったアミロース値が高い品種は、コシヒカリに比べるとその傾向は小さいようです。
味は変わらず、すっきりしている中で、ほんのり甘みを感じます。
食べていてすごくホッとする味です。
苗づくりの時に化学肥料を少量、使用しましたが、田んぼで栽培中は農薬、化学肥料を一切使用していませんので、是非、玄米で召し上がってください。
自分が食べたくて作っているお米です。
今後ともご購入いただいたみなさんのご声援をいただきながら、安全で安心なお米作りに頑張っていきたいと思います。
ご感想などをメールなどでお知らせ頂けると嬉しいです。
     

Copyright © 農薬・化学肥料不使用 チームささ ┃┃policy特定商取引法に基づく表記┃┃
当サイトに掲載されている文章・画像等の無断転載・使用を禁止いたします。